色んなレジンとLEDライト・UVライトを使って硬化実験をしてみた、ケラッタの恋するレジン編

2020年後半からお友達に数種類のレジンを貰ったのをきっかけに使い始め、ドライフラワーを埋め込んだり、シェルやネイル用のアート用品を埋め込んだり、着色剤を使って色付けしたり、シリコンモールドを使ってみたりすると、レジンによって仕上がりが色々違う事に気が付きました！気候によってレジンの粘度も左右されたり仕上がりも微妙に違う。パン作りも気候に左右されると聞くけど、色んな条件に左右されるのが面白いなと思う今日この頃です。

そんな中、前から気になり使ってみたいなと思ったレジンを数種類購入してみたので、ちょっと気付いたレジンのアレコレ、自分への備忘録としても残したいなと思い、同時にご紹介出来たらなと思います！

実験したレジンは、ご覧写真の通り全部で8種類！値段もお手頃の物からちょいと高級品まで様々。今はどれがどのレジンか伏せておきますが、全て同条件の元で実験したかったので、同日に一気にやりました。実験をする前にまず2時間ほど気温20℃の部屋にレジンを放置し、その後に硬化実験を行いました。今は寒い季節なので、レジンを置いている部屋が冷えて実験をしている内に、レジンの粘度が変わるのを防ぐ為です。普段は冷えているまま使うので、始めは固めのテクスチャで、使っているうちに柔らかくなり変化があるのを感じます。

さておき、今回はまず「恋がはじまる」という商品をご紹介したいと思います。

実験に使用したライトの種類
実験ポイント
実験結果
実験をしてみて思ったこと
実験に使った一部商品良かったら見てください

実験に使用したライトの種類

SUNUV LED 48w
SUNUV mini3 Plus 24w
UV-LED 4w
BEAUTYNAILER UV 9w

UV 9wはジェルネイルを始めた初期の物、UV-LED 4wはLEDが出だした初期の頃の物なので、どちらも10年以上前の年季の入ったものです。しかし、まだ現役で使えるぐらいしっかりしています。ジェルネイルも時短したいので、もう使っていませんが、レジンはUVレジンも出回っているので、UVの方がしっかり固まる物もありたまに使います。出来ればハイパワーのLEDでちゃちゃっと仕上げたいので、今回の実験に至った理由でもあります。

実験ポイント

各ライトの硬化時間とベタつき
レジンの匂い
レジンの粘度
クリア感
気泡の入り
エンボスヒーターでの気泡抜け
シリコンモールドを使った硬化と縮み
着色剤の混ざり
取り扱いサイズ
5gあたりの価格 (100円均一で販売しているサイズ5gを元に比較)
原産国

実験結果

SUNUV LED 48w	60秒→ベタ付や縮みほぼなしローヒートモード*99秒→ベタ付や縮みなし
SUNUV mini3 Plus 24W	60秒→ベタ付や縮みなし 90秒→ベタ付や縮みなし
UV-LED 4w	90秒→ベタ付や縮みなし 120秒→ベタ付や縮みなし
BEAUTYNAILER UV 9w	4分→ベタ付や縮みなし
匂い	きつい ★★★★★
粘度	やや硬め ★★★★☆
クリア感	抜群 ★★★★★
気泡	入りにくい ★★★★★
気泡抜け (エンボスヒーター使用)	非常に良い ★★★★★
硬化後のベタつき	なし ★★★★★
モールド使用の縮み	縮みはほぼなし ★★★★★
着色剤の混ざり	普通 ★★★☆☆
取り扱いサイズ	25g／980円、100g／1,880円、 200g／3,280円、500g／7,980円全て税込、送料込の価格です。
5gあたりの価格	196円、94円、82円、79.8円
原産国	中国

＊ローヒートモードは硬化熱を軽減するため、照射をゆっくり徐々に強くするモードの事。

実験をしてみて思ったこと

「恋がはじまる」このレジン、抜群のクリア感とどのライトでも縮みがほぼ無く美しく仕上がり、ハイパワーなLEDライトを使って時短で作品を作れるのが嬉しいのがポイント！着色剤を混ぜた時に入る気泡も抜けが良く、エンボスヒーターを使った瞬間からとても小さな気泡まであっという間に抜けていきます。しかし、ちょっと石油系の独特な匂いがあり、硬化中もやや匂いがします。ハイパワーで硬化させると、時には硬化煙が若干出る事があるのがマイナスポイントかもしれません。(※じっくり観察していないと見えなかったり、環境によっては出ない事もあります。) ただその部分を加味しても、コスパも良いので使いたいレジンであります。私はレジンをする時にはグローブとマスクをして、換気も行っているので、その分匂いも軽減されているかなと思っています。経年劣化と変色はまだ分からないので何とも言えませんが、この辺りも今後経過観察したいなと思っています。100円均一のレジンと比べても一番小さいサイズ以外は、安くなるのでクオリティを考えるとかなり優秀ですね。作品を作っていて感じた事は、着色剤(普段はレジン着色剤宝石の雫を使用しています)を多く入れ過ぎると若干ベト付きが残る場合があります。はっきり濃い色を出したい場合は、別の透過しにくい着色剤を使うと良いと思います。

★レジンの他の作品や実験はこちらの一覧からどうぞ！